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むじんとうにいきるじゅうろくにん

無人島に生きる十六人

須川 邦彦

在线阅读須川 邦彦《無人島に生きる十六人(むじんとうにいきるじゅうろくにん)》,假名注音日语阅读。JLPT N3,点词查义。

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 100,616 字 · 201 页

青空文庫

みんなおやすみ」

探検もぶじにすんだのだ。全員はそろって元気だ。私は、きらめく満天の星をあおいで、立ちあがった。

探検の翌日、六月二十一日、朝食後、きのうの探検で発見した島に、「宝島」と名をつけることにきめ、今われわれの住んでいる島を、「本部島」とよぶことにきめた。

それから、宝島から、たきぎとかめとを運ぶことについて、そうだんをした。

伝馬船で、宝島と本部島の間を航海するには、天気をじゅうぶんに見きわめて、海のおだやかな時でなければできない。十月になると、海は荒くなって、交通はできない。それまでに、できるだけたくさんの流木とかめとを、本部島に運んで、冬の支度をしなければならない。

そこで、さしあたって、六人が伝馬船に乗って、宝島に渡ることにする。そして、流木とかめとをつんだ伝馬船は、三人で漕いで帰り、あとの三人は島へ残って、流木を集め、かめをとらえて牧場をつくって、つぎの船を待つ。つぎの船で、本部島から三人が出かけて行き、島の三人と交代して、宝島に残る。宝島には、いつでも三人ずつ残ることにする。

本部島からは、飲料水を石油缶につめて送るが、宝島でも、天幕の屋根から雨水をあつめて、ためておくくふうをすること。