轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』。同一底本的分册已合并为一书。收入:牧野富太郎自叙伝、牧野富太郎自叙伝。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 94,045 字 · 185 页

青空文庫

私はこの雑誌の編集には相当の努力を払い、他の人の書いた原稿も、自ら仮名使いを訂正し、文字を正し、一々別の原稿紙へ写しとり、写真を張りつけたり、なかなか面倒なことをした。この雑誌は、いわば私の道楽であった。

その発刊の辞には「本誌は時代之を生めり、我邦の現時は吾人をして寸時も放漫退嬰苟且偸安を許さざるなり、吾人は国民たるの名誉として、又学に勤むる者の常道として我大日本帝国をして将来世界の中心たらしめんが為に云々」の句にはじまり、「徒に花鳥風月に酔ひ、空文浮辞を弄して閑日月を送るが如きは是れ我輩の事に非ざるなり。余は之が為に実に既往三十余年の長日月間、敢て自家の利害を顧慮せず、敢て自家の毀誉褒貶を度外に措き、悪戦に次ぐに悪闘を以てし今日尚依然として甲装の一卒たり云々」の句がある。私はこの雑誌の巻頭を利用し、植物研究の如何に国家にとって緊急事なるかを説き、第一巻第一号には時の総理大臣大隈〔重信〕伯に進言せる卑見書を発表した。その骨子は、日本土産植物の根本調査の要、有用植物調査の急務、有用植物陳列館設置の急務、有用植物見本園設置の急務、日本有用植物志編成の急務、植物標本蒐集の急務、竹類調査の要等であった。