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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
五月にかかるでしょう終るには。六月の島田はどのようになるか未定ですが、あなたのお考えとそのときの事情でもしすこし永くいるようでしたら一つ訳したい小説があります、ゴールスワージの。女の生活を彼らしい正義感で扱ったものですが。それを集注的にやろうかと考え中です。どうかして読む方と書く方ぶつからずくみ合わせたい。出勤はもう問題でありません、御飯ですもの。
家も、心がけているがなかなかです。本当に歩く距離でなくても十五分ぐらいだといいと思います。尤もこの頃は大分馴れて、大して苦でもないけれど。
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四日の手紙もう着きましたろうか。南江堂と金原たのみましたが、本やの名から本がきまって、そちらの状態についてどうなのかしらと考えられます。お大切に。体の工合どうでいらっしゃるということはやっぱりよく知りたいのです。