轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
書ける如く)もあるわけでしょう。技術団体の指揮(技術上の)というものについて、その話からいろいろと考えがひろがって何か考えるところもありました。
寿江子も本腰になって来ているし、私はいろんな専門的な話し対手として、わかるところと知らないところとのつり合いがほどほどだと見え、(音楽について)この頃話は実質があってようございます。何年も病気して楽器を只キーキーいじることが出来ず、本をよみ、人生的な様々の経験をしたのも、今となって見れば非常なプラスです。曰ク、「もしお姉様と同じ仕事なんかだったら、きっとやらなくなっちゃうだろう。」これは分る心持ですね。この頃は、生活の現実の中にはまりこんでいなくては、ちゃんとした仕事なんか出来っこないとわかって来ているから、本当に何よりです。考えたって分ることじゃない、そう云って居ります。生活において底をつくこと、それが人間の成長と芸術の生長のためにどんなに大切かということ、それも分って来たようです。これらのこと、すべてはうれしゅうございますね。仕事に対してねばりがつよいために段々追求して行って、結局それは何故という問題にぶつかる。