轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

06 一九三九年(昭和十四年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页

青空文庫

)あれからとったのです。)その手紙(堀辰雄の返事)にフランスの何とかいう作家が恋愛や結婚は、はじめ創造だと思い、それから完全を求める心だと思い、遂にそこにあるそのままの女をうけ入れることであると思う、ということを云っている。堀さんらしい感情でそれを云っているのです。あるがままの女をどこからどこまでその女としてうけ入れる、これは日本ではなかなか意味がありますね。それの実質が発展的に云われた場合には、特に。そして、大抵の男にはやはり思想としてわかっても、生活の日々の感情としてはわからない。それから又このことも、女のおかれている社会を考えなければ云えないことですし。「くれない」「伸子」どれにしろ、育つ女の歎きがそれぞれの時代の姿で云われているのですものね。「くれない」をもし、作者が、良人のありよう(心理的)までを描けたら、大小説になったのであったが。女主人公の方へのった面だけ現象的にとらえて、つっこんでいない。勿論むずかしいことですけれど。

それからね、これは私の作家として、評論家であるあなたに訴える(すこし言葉が大仰だけれど)ことですが、私のライフワークというものはどうしたって野原や島田の生活風景が自然とともに入らざるを得まいと思うのです。