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げんだいちゃじんひはん
現代茶人批判
北大路 魯山人
「陶磁味」1947(昭和22)年~1948(昭和23)年
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,554 字 · 17 页
うか、あるいはそうやすやすと容れられるものではないという結果に終わるものであろうか、それを私は一応検討してみる要でありとするものである。しかし、松永氏の言葉は、松永氏の創意的に思いつかれた新しい言葉ではないのであって、由来いわゆるお茶人のよく口にしてきたものなのである。従って誰しもが前々よりややもするといいたかった言葉であって、すでにすでに平凡化し、黴が生え、今さらのごとくそれをいうと野暮に聞こえるほどのものである。それをご多分に漏れず氏が繰り返したという一幕である。
それでも……作家よと呼ばれた作家に感じ入る者あって、ポンと膝打って奮い立つ者ありとすれば、これは大したことにならんともかぎらないのであるが、しかし、その注意はあまり耳慣れている陳腐な言葉であっただけに刺激が怪しまれるのみならず、前例としてかつて効き目のあったためしのないものであるだけに、刺激不十分に終わる理由が認められてくるのである。
殊に相手はもともと茶というものを一向解するところがなさそうなのでなおさらである。名器にも日頃親しむことなどない人々が多いと見て間違いなしという保証つきである。