轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しゃかいじひょう
社会時評
戸坂 潤
「文藝春秋」1933(昭和8年)年6月~1937(昭和12)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,408 字 · 380 页
に操られているに相違ないということである。併し之は満州の王道楽土のことで、資本主義日本が与り知ったことではないのだが、併し、あまり、日本がヤイヤイ横から口を出して、喚いたので、ソヴィエトは遂に感違いをして、日本に向って喰ってかかって来たのである。即ち満州帝国が北鉄従業員を「赤」の嫌疑(!)で検挙し、之が思う壺に嵌って、匪賊をして列車顛覆掠奪等をさせる組織を造っているのが判ったと日本が云ったに対して、否実は誰もそんなことは云った覚えはないと思うが、ソヴィエトは、何と思ったか満州帝国ではなく日本帝国に向って抗議をして来た。日本側のこうしたデマは全く最近の日本の×××意図を物語るものだとユレニエフ大使はいうのである。まるで××××××××××ってでもいると云ったような口吻である。
広田外相がそこで之を反駁して云うには、第一満州がやったことの尻を日本に持って来るのは見当違いだし、それに匪賊によって顛覆された列車は軍用貨物列車に限られていたり、日満人がやられるのにソヴィエト人は被害を被らないなどの点によって見ると、之は明らかにソヴィエトの或る種の司令に基いているに相違ないではないか、と。