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かがくひはんのかだい
科学批判の課題
三木 清
「新興科学の旗のもとに」新興科学社、1928(昭和3)年10月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 20,229 字 · 40 页
を書いたジョン・スチュアルト・ミルの仕事を引受くべきではないであろうか。多少の誤解を恐れずに、形式的にいえばこうである。ギリシア的学問における演繹的論理を明らかにしたアリストテレス、自然科学における帰納的論理(それは実験と必然的に関係する)を明らかにしたベーコンないしミルの後を承けて、今日我々は弁証法的論理の本質を究明すべき位置にある*。
* デボーリンもいっている、「マルクスの遵奉者は惟うに、なお極めて重要なひとつの任務を遂行しなければならない。……マルクス、エンゲルス、プレハノフおよびレーニンの諸労作に立脚する唯物弁証法の理論の完成という任務を果さなければならない。」Deborin, Materialistische Dialektik und Naturwissenschaft im ”Unter dem Banner des Marxismus“, ※(ローマ数字1、1-13-21). Jahrg. Heft 3. S. 431.
このようにして私は現代哲学のひとつの重要なる課題を示すことができたと思う。この課題の要求は前にも述べたごとく現代社会の構成の中から必然的に生まれて来るのである。