轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
「科学方法論」岩波書店、1929(昭和4)年6月25日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 页
併し注意しなければならないのは、吾々はどのような分類原理によっても、総てのものを一応は分類することが出来るということである。人類は皮膚の色によっても、背の高さによっても、言葉によっても、宗教によっても、其の他何によっても分類されうるに違いない。けれどもそれであるからと云って総ての分類原理が同様に外面的でないと云うことは出来ない。であるから系列によって総ての学問が一応分類され得たにしても、その分類原理が外面的でないことの保証は与えられないであろう。そして実際この場合の分類原理――単純―複雑・独立―依存・其の他――は分類原理として外面的であると云う他はない。その理由はこうである。例えば数学が物理学に較べてより単純でありより独立であるとしよう。系列を以て分類しようとする人々にとってはとりも直さず、この単純さこの独立性が分類の原理に外ならない。処が人々が直ちに思い付くであろうように、数学と物理学とは単に、単純であるか複雑であるかとか、又独立であるか他に依存するかとか、又其の他之に類したこと、によって区別されるよりも、此等の学問の取り扱う世界の性質からして区別される方が、恐らくより内面的であるに違いない。