轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かがくほうほうろん

科学方法論

戸坂 潤

「科学方法論」岩波書店、1929(昭和4)年6月25日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 页

青空文庫

この関係にこの範疇を適用することはカントに於ても許されないことである。いうならばこの関係はカント的範疇を超越し之に先立つのでなければならない**。両者の相互決定の関係は既成の一範疇に包摂されて理解されるような部分的な事情ではないのであって、出来るならば却って一切の範疇をそこに於て統一的に理解せしめるような根本的な関係にぞくさねばならぬ***。それであるから今は交互作用――又は Gemeinschaft ――という概念とは独立に、この相互決定は分析されて行く必要がある。

* カントの言葉を借りるならば Handelndes と Leidendes との交互作用である。ロッツェの根本概念である処の交互作用も亦、物と物との間の夫である。 Lotze, Metaphysik, Kap. 6 参照。

** カントの物自体が感性を感触する処の原因であると云われる時、因果の範疇に就いて今と同じことが云われたことを思い起こす。

*** 例えばフィヒテの自我の体系を取ろう。フィヒテに於ても交互作用は自我から演繹された範疇の一つに過ぎない。

向に、特定の対象に特定の方法が対立すると云った。