轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あしかり

蘆刈

谷崎 潤一郎

「改造」改造社、1932(昭和7)年11月号、12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 39,413 字 · 78 页

青空文庫

のであろう。「夏の頃水無瀬殿の釣殿にいでさせ給ひて、ひ水めして水飯やうのものなど若き上達部殿上人どもにたまはさせておほみきまゐるついでにもあはれいにしへの紫式部こそはいみじくありけれ、かの源氏物語にも近き川のあゆ西山より奉れるいしぶしやうのもの御前に調じてとかけるなむすぐれてめでたきぞとよ、只今さやうの料理つかまつりてむやなどのたまふを秦のなにがしとかいふ御随身高欄のもとちかく候ひけるがうけたまはりて池の汀なるさゝを少ししきて白きよねを水に洗ひて奉れり。ひろはゞ消えなむとにや、これもけしかるわざかなとて御衣ぬぎてかづけさせたまふ。御かはらけたび/\きこしめす」とあるのを思いあわせれば、その釣殿の池の水がやがて川の方に連絡していたのではないかと想像される。それに、ここから南の方にあたって恐らくこの神社のうしろ数丁ぐらいのところには淀川がながれているはずではないか。そのながれはいま見えないけれどもむこうぎしの男山八幡のこんもりした峰があいだに大河をさしはさんでいるようでもなくつい眉の上へ落ちかかるように迫っている。わたしは眼をあげてその石清水の山かげを仰ぎ、それとさしむ