轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
おやばかにゅうどうき
親馬鹿入堂記
尾崎 士郎
在线阅读尾崎 士郎《親馬鹿入堂記(おやばかにゅうどうき)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,182 字 · 24 页
「(前略)金環蝕は陰の極也。秒後は陽の一也。これは麒麟児かも知れないよ。折しも父君は追放とあり、何か瑞兆をかんじます。その吉報を逸早く小家に報ずるものもあり。はじめはまちがいだろうといってみたが本当とわかり大祝いしています。何としても一盞献じたい。ぜひお待ちする。御一泊はもちろん用意。大兄に月並なお世辞は云わない。当分赤ん坊をおぶっておれとの天意なるべしなどおもい、G発表(追放令)のせつは御無音に過ぎたれど、こんどはぜひ加※なかるべからずです。本来お祝いに拝趨すべきところ小生一週一度ずつ阿佐ヶ谷の病院まで通いおり、その日にぶつかると半日虚しゅうする故、木刀先生にでもあらかじめ御連絡、あるいは御一電前日におたのみします。病院は延ばすから御任意の日に。」(原文のまま)
金環蝕が五月八日であるから、九日の午前一時に生れた俵士は陰が終って陽に移ろうとするとき、人生の第一歩を踏みだしたわけである。
その日から、私は俵士に対して私の感懐を書き残しておくことにした。私はこれに自ら『俵的日記』と名づけた。以下は第一日の記録である。
「俵士よ。
この日記のような、手紙のような、考えようによっては小説でもあれば記録でもあるような文章は、お前が成長して一人前の男になり、もし、そのとき彼女(妻と娘)たちが生きていたとしたら、お前