轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かいしゃくがくとしゅうじがく

解釈学と修辞学

三木 清

「哲学及び宗教と其歴史(波多野精一先生献呈論文集)」岩波書店、1938(昭和13)年9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,866 字 · 24 页

青空文庫

しかるに歴史というべきものは本来現在の歴史であり、我々自身が現在の行為において作るものであるとするならば、解釈学は歴史の論理として不十分であることを免れないであろう。解釈学は存在の歴史性について語っているが、歴史性とはこの場合主として過去から生成してきたということを意味している。解釈学は歴史的なものは表現的なものであるということを明らかにしたが、それは表現についても理解の立場に立って行為もしくは制作の立場に立つのではない。表現の概念は理解ないし観想の立場とつねに結びつくということはできぬ。ただ解釈学の立場においては前者は後者と密接に結びついている。ディルタイは体験、表現、理解という三つのものの内的な結合を考えたが、しかし表現そのものは単なる体験とは異なる行為の立場から、また単なる理解とは異なる制作の立場から考えられることができる。歴史性の意味が過去の歴史とその理解の立場から現在において歴史を作る行為の立場に移して考えられねばならぬように、表現の意味も解釈学的立場から離れて表現作用そのものの立場において捉えられねばならぬ。

この場合修辞学は我々に必要な手懸りを与え得るように思われる。