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ろじょう

路上

芥川 竜之介

午炮响后,图书馆陷入诡异的寂静,大学生俊助埋头书海,时间随着指针流逝,但这份平静下似乎藏着什么在悄悄酝酿。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 43,539 字 · 87 页

青空文庫

私可笑しくって――」

「成程ね、こりゃ却々哲学的だ。」

野村はまた誰よりも大きな声で笑い出した。

「まあ、生意気ったらないのね。――だから姉さんがいつでも云うんだわ、民雄さんは莫迦だって。」

部屋の中の火気に蒸されて、一層血色の鮮になった初子が、ちょっと睨める真似をしながら、こう弟を窘めると、民雄はまだ俊助の手をつかまえたまま、

「ううん。僕は莫迦じゃないよ。」

「じゃ利巧か?」

今度は俊助まで口を出した。

「ううん、利巧でもない。」

「じゃ何だい。」

民雄はこう云った野村の顔を見上げながら、ほとんど滑稽に近い真面目さを眉目の間に閃かせて、

「中位。」と道破した。

四人は声を合せて失笑した。

「中位は好かった。大人もそう思ってさえいれば、一生幸福に暮せるのに相違ない。こりゃ初子さんなんぞは殊に拳々服膺すべき事かも知れませんぜ。辰子さんの方は大丈夫だが――」

その笑い声が静まった時、野村は広い胸の上に腕を組んで、二人の若い女を見比べた。

「何とでもおっしゃい。今夜は野村さん私ばかりいじめるわね。」

「じゃ僕はどうだ。」

俊助は冗談のように野村の矢面に立った。

「君もいかん。