轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』。同一底本的分册已合并为一书。收入:銀河鉄道の夜、めくらぶどうと虹、おきなぐさ、四又の百合、貝の火、虹の絵の具皿。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 76,529 字 · 155 页

青空文庫

つぶはだんだん大きくなり、

いまはしずくがポタリ」

霧がツイツイツイツイ降ってきて、あちこちの木からポタリッポタリッと雫の音がきこえてきました。

「ポッシャン、ポッシャン、ツイ、ツイ、ツイ。

はやしのなかにふるきりは、

いまにこあめにかぁわるぞ、

木はぁみんな 青外套。

ポッシャン、ポッシャン、ポッシャン、シャン」

きりはこあめにかわり、ポッシャンポッシャン降ってきました。大臣の子は途方に暮れたように目をまんまるにしていました。

「誰だろう。今のは。雨を降らせたんだね」

大臣の子はぼんやり答えました。

「ええ、王子さま。あなたのきものは草の実でいっぱいですよ」そして王子の黒いびろうどの上着から、緑色のぬすびとはぎの実を一ひらずつとりました。

王子がにわかに叫びました。

「誰だ、今歌ったものは、ここへ出ろ」

するとおどろいたことは、王子たちの青い大きな帽子に飾ってあった二羽の青びかりの蜂雀が、ブルルルブルッと飛んで、二人の前に降りました。そして声をそろえて言いました。

「はい。何かご用でございますか」

「今の歌はお前たちか。なぜこんなに雨をふらせたのだ」

蜂雀はじょうずな芝笛のように叫びました。