轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
在线阅读吉川 英治《随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 213,575 字 · 424 页
雨しとゞどの窓見ても萩すゝき
校訂が終わり、この原稿が活字になるころ、杉本健吉氏も訪ねて来られると便りがあった。第九回の見返しの画稿を携帯されるのではないかと思う。巻ごとに構図をかえてゆき、そして油と日本画と、フレッシュな感覚と古画の匂いとを、開巻ごとにただよわせてくれる見返しの表裏一連の図は、装幀としても新しい試みだったし、また杉本氏の画を味わう上でも、ぼくには楽しみの一つであり、読者のあいだにも期待の声が大きい。
晩秋か初冬には、また、新・平家紀行のつづきとして、杉本氏たち同行幾人かと、こんどは北陸、木曾、飛騨方面へかけて、史蹟旅行にあるく予定である。それらのぼくの随筆や杉本氏の画などを合著として、「随筆新・平家」をまとめようじゃないか、という相談なども二人してしたことがあるが、閑余のないお互いなので、なかなか具体的に運ばない。
出版局の予定によると、来春二月ごろに、十巻完了になるそうである。そしていま週刊誌上に書いているあたりが、十巻の末章あたりだと聞かされた。
当初、自分の構想と意図では、もっと進んでいるはずだった。すくなくも、木曾義仲入洛ぐらいはと思っていた。