輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
「いき」のこうぞう
「いき」の構造
九鬼 周造
線上閱讀九鬼 周造《「いき」の構造(「いき」のこうぞう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 50,258 字 · 101 頁
の表現に適合性をもっている。
なお「いき」なものとしては抜き衣紋が江戸時代から屋敷方以外で一般に流行した。襟足を見せるところに媚態がある。喜田川守貞の『近世風俗志』に「首筋に白粉ぬること一本足と号つて、際立たす」といい、また特に遊女、町芸者の白粉について「頸は極て濃粧す」といっている。そうして首筋の濃粧は主として抜き衣紋の媚態を強調するためであった。この抜き衣紋が「いき」の表現となる理由は、衣紋の平衡を軽く崩し、異性に対して肌への通路をほのかに暗示する点に存している。また、西洋のデコルテのように、肩から胸部と背部との一帯を露出する野暮に陥らないところは、抜き衣紋の「いき」としての味があるのである。
左褄を取ることも「いき」の表現である。「歩く拍子に紅のはつちと浅黄縮緬の下帯がひらりひらりと見え」とか「肌の雪と白き浴衣の間にちらつく緋縮緬の湯もじを蹴出すうつくしさ」とかは、確かに「いき」の条件に適っているに相違ない。『春告鳥』の中で「入り来る婀娜者」は「褄をとつて白き足を見せ」ている。浮世絵師も種々の方法によって脛を露出させている。そうして、およそ裾さばきのもつ媚態をほのかな形で象徴化したものがすなわち左褄である。