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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
線上閱讀佐々木 邦《いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 63,226 字 · 128 頁
もう往来で凧を揚げるなと断られたから、乃公達は教会の後手の空地へ行った。暫時は工合が善かったが、終には乃公の凧が木に絡ってしまった。いくら引張って見ても取れ様としない。乃公は木登りは上手だけれど、登るとお母さんに叱られるから、忠公に頼んだ。忠公は始めは怖がってたが、「貴様は男だろう」と言ったら仕方なしに登って取ってくれた。乃公は凧を取ってくれと頼んだけれど、落ちて足を挫けとは願わなかった。真正に厄介な奴だ。余計な事をする。取って来たら十銭やる約束だったけれど、最早やらないから宜い。
森川さんが家へ寄って、隣の忠公は余程悪い、悪くすると跋足になるかも知れないと言った。乃公は気の毒だから見舞に行こうとしたが、忠公のお母さんは乃公の顔を見るのも可厭なんだそうだ。そして忠公の足が直り次第何処かもっと危くない処へ越してしまうと言って怒っているそうだ。
お母さんは夕方まで隣家へ行っていたが、夜は早くお休みになった。頭痛がして気分が悪くなったのだそうだ。隣家の忠公が、足を怪我したのに、家のお母さんが頭痛を病むとは奇妙な事だ。
今日は一日外へ出てはならぬと言われたから、音なしく本を読んでいた。