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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

線上閱讀矢内原 忠雄《キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 頁

青空文庫

二 三位一体の神

拝されるに至ったのである。

第二に、神は「愛」であるという性格が、イエスによっていっそう明らかにされた。

第三に、神は「霊」であるから、神を拝する者は霊と真実をもってすべきであり、霊と真実をもってすれば、礼拝の場所的もしくは制度的制限は無意味であることがいっそう明らかに教えられた。

これらのことは、エホバについての神観が、イエスによっていっそう個人的、霊的、普遍的、世界的になったことを示すものであり、キリスト教の神観は旧約時代に比して画期的に広く、深く、かつ純粋になったことがわかるのである。

二 三位一体の神

ところで、キリスト教の神学には「三位一体」ということが言われ、旧約時代に比して複雑な神観が展開されている。神には「父なる神」と、「子なる神」と、「聖霊の神」という三位があり、しかもこれは三つの神が別々にあるのではなくて、一体をなしている一つの神なのである。一つの神だが三位あり、三位あるが一つの神である。一にして三、三にして一という、複雑にして微妙な構造をもつ神観があるのであって、その根拠は新約聖書に基づくものであるが、それを詳細に論じて神学的基礎づけをなしたものはアウグスチヌスであろう。