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なかむらなかぞう
中村仲蔵
山中 貞雄
線上閱讀山中 貞雄《中村仲蔵(なかむらなかぞう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 22,567 字 · 47 頁
長火鉢の前。
五郎蔵、次の室のお光の事思うとムカついてならぬ。
児分の甲がソッと五郎蔵の傍へよる。
五郎蔵が「何か用か」と問えば、
児分甲が、
T「親分、こうなりゃ
一層の事、日下部典六
とグルになっちゃ
どうですい?」
五郎蔵の「そんな事出来るかい」と云った顔。
児分甲が会心の笑。
T「典六は親分が憎くて
仲蔵に味方するんじゃ
ないんでしょう」
五郎蔵、成る程と頷く。
甲は、
T「典六の喧嘩の相手は
此村大吉」
「そうでしょう親分」
T「だから、典六と
グルになって仲蔵の奴を
殺し、其の代り
大吉の方も親分が
何とか骨折って……」
聞いて居た五郎蔵、何か思い当る事あるらしくポンと膝を叩いて「成る程、それがいい」
(F・O)
一夜の中に父を失い
独りぼっちの雪枝の
家へ日下部典六が
訪れて来たのは
その翌る日の事
=(F・I)嘉助の家(夜)
俗名物部嘉助の位牌の前。
訪れて来た日下部典六が、雪枝に何か話して居る。
親を失った非嘆の涙、乾き切れぬ雪枝が哀れな姿。
典六が一膝進めて、
T「何と言っても
相手は音に聞えた
此村大吉」
「とても女の腕に立つ筈が厶らん」と云って、