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こんにちのぶんがくのてんぼう

今日の文学の展望

宮本 百合子

線上閱讀宮本 百合子《今日の文学の展望(こんにちのぶんがくのてんぼう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 43,109 字 · 83 頁

青空文庫

そうしてこの一点にこそ大きな意欲の集中がある。

(失うこと、発見にあとを譲るために失うこと……アポリネエル)

かかるが故に、行動主義は間断なき前への飛躍の意味に於いて、あらゆるモダアニズムとモラルを同じくする。

(C)ヒューマニズムのモラルの上に立つ行動主義は、必然、個人主義である。しかしこの個人主義はエゴ中心的な※(始め二重括弧、1-2-54)満足した自我※(終わり二重括弧、1-2-55)のブルジョワ個人主義ではない。この個人主義は※(始め二重括弧、1-2-54)自我の発展※(終わり二重括弧、1-2-55)の希願の上に立ち、※(始め二重括弧、1-2-54)モニュメンタルな我※(終わり二重括弧、1-2-55)※(始め二重括弧、1-2-54)コスミックな我※(終わり二重括弧、1-2-55)としての自我意識をもつものである。

換言すれば行動的ヒューマニズムにおける個人主義は十七世紀ヒューマニズムの個人主義の近代的延長ではなく、少くとも革命と機械を知り、それに掣肘を受けた多分の社会的若くは全体的組織の意識をもった個人主義である。つまり孤立的な静的な自我の意識でなく、全体的綜合のうちに自らを意識し、全体的環境の発展とともに自我を新しく構成し創造して行くことを希う相関的、能動的自我の意識である。