輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
線上閱讀高浜 虚子《俳句はかく解しかく味う(はいくはかくかいしかくあじわう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 73,016 字 · 144 頁
ものかも知れぬ。蕪村、几董、月居などの句と比べて見るといかに力の入れ処に相違があるかという事が判るであろう。前に俳句というものは僅かに十七字で簡単な字数であるから二様にも三様にも句意が解釈される場合があるという事を言ったけれども、しかしこの句の如く曖昧なことを承知の上で叙したような句は好ましくない。一種の誤魔化し句と言われても弁護の余地がないのである。其処の区別はよほど注意しなければならぬ。
春の水山無き国を流れけり 蕪村
春の水がゆったりと流れおる光景を言ったもので、山なき国というのは日本ではやや空想に近い言葉ではあるけれども、先ず平原の続いた広々とした国と見ればいいのである。その山のないような広々とした国を流れている川は、折節春の事であるから雨がしばしば降り、今まで涸れておった冬川と反対に沢山の水を湛えおるというのである。広々とした平野を汪洋と長く流れおる春の水の光景は、のんびりしたいい感じである。
足弱の渡りて濁る春の水 蕪村
春の水は春夏秋冬四季の水の中でいえば最も女性的なものである。優し味もあれば美くしさもある。そこで足弱――女の事――が渡っても、その春の水はやさしく濁るというのである。