輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うもんとりものちょう

右門捕物帖(一)

佐々木 味津三

線上閱讀佐々木 味津三《右門捕物帖(一)(うもんとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 220,431 字 · 428 頁

青空文庫

伝六から十手を取り上げたはいいにしても、わがむっつり右門には剣の錣正流居合いのほかに、かく秀鋭たぐいなき敏捷の秘術がなお残っているのです。まことに、その秘術こそは、紀州熊野の住人日下六郎次郎が、いにしえ元亀天正のみぎり、唐に流れついて学び帰った拳法に、大和島根の柔術を加味くふうして案出せると伝えられる、護身よりも攻撃の秘術なのでした。草香流の草香は日下のその日下をもじったもので、さるを知らずに大小をのみ取り上げたならば、じゅうぶんそれで右門をもなべの中に入れうると考えていたんだから、いかにも少し右門を甘く見すぎたものですが、いずれにしてもかれが草香流を小出しにするに及んでは、たとえそこに白刃の林が何本抜きつれあってきたにしても、もう結果はこっちのものでした。それから伝六の急に強くなったのもむろんのことで、無頼の徒らしい三名の武士と古道具屋のおやじとのつごう四人を、いい心持ちそうにくくしあげてしまうと、そこに草香流のあて身でみだらにもすそをみだしながらぐんにゃりとなっている青まゆのあわれなる女を見おろし見おろし、伝六が相談するようにききました。

「ね、だんな。