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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
線上閱讀佐々木 味津三《右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 221,941 字 · 435 頁
珍相撲の原因を忍術使いにもっていったところが、いかにも伝六らしい解釈でしたので、右門はあいも変わらぬあいきょう者のひょうきんな答弁に、こらえきれぬ笑みがこみあげてきたものか、朱を引いたようなその美しいくちびるに、ほのぼのと微笑をのせていましたが、例の蝋色鞘を音もなく腰にすると、すぐさま立ち向かったところは、いわずと知れた東方力士のしたくべやでした。
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だが、右門主従がいで向かうと同時に、目色を変えてあわただしく立ち上がりながらそのあとを追った三人づれの、同じような同心隊がありました。まことに久しぶりでのお目見えですが、あとからの三人づれは、だれでもないあのおなじみのあばたの敬四郎とその一党でした。こやつは二番てがらの生首事件と、六番てがらの村正事件と、つづいて八番てがらほりもの事件に、つごう三回顔をさらして、三回が三回右門と張り合い、三回ともに打ち負かされたあげく、最後の八番てがらの卍騒動のときなどは、せっぱつまって腹までも切ろうとしたところを、右門の情けと義侠であやうく救い出されているんですから、いかに厚顔無恥でも、もうそのあばたづらをさらすまいと思われましたが、人の持って生まれた性分がらというものは、しかたがないものとみえます。