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ちちゅうま

地中魔

海野 十三

線上閱讀海野 十三《地中魔(ちちゅうま)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 24,599 字 · 50 頁

青空文庫

と、これが三吉の大疑問だった。

さて「岩」は、どこに潜んでいる?

博士の地震計

「そんなばか気たことがあるものかね」

そういったのは、鉱物学の大家、真鍋博士だった。前には三吉と大辻とが控えている。

「そうだ、ばかばかしいや。おい三吉、もう止めて帰ろうよ」と大辻老は腰が落付かぬ。

「いや先生」と三吉は一生懸命だ。「あの月島と日本橋室町とが、もし、地中路で続いていたとしたら、この疑がうまく解けるじゃないですか」

「そんな地中路はありゃせんよ」

「でも地底機関車を使えば作れますよ」

「地底機関車を見たものは一人もないじゃないか。そんなあぶなげな想像は、学者には禁物だ」

「じゃ、僕は地底機関車をきっと発見してきますよ」

「ばかなことを」

「とにかく先生。先生の考案された携帯用地震計を貸して下さい。それで地底機関車を探し当てて来ますから」

「それほどにいうのなら、あいているのを一台貸してあげよう」

とうとう博士は折れて、三吉のために携帯用地震計を貸し与えた。それは机の引出ほどの大きさの器具だった。

博士が室を出てゆくと、二人も立上った。

「三吉、そんなもの何にするのだよオ」