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ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
線上閱讀海野 十三《地球要塞(ちきゅうようさい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 71,834 字 · 144 頁
「複雑だといっても、殆んどみんな機械が自動式にやってくれるのだから、君は、司令マイクに、命令をふきこむだけでも、かまわないんだよ」
「それはそうかも知れんが、このふかい意味のある西経三十三度、南緯三十一度付近においてクロクロ島本来の使命を達成するには、僕では、器が小さすぎる」
久慈は、いやに謙遜をする。
「ははあ、臆病風に吹かれたね」
と、私がいえば、彼は、
「臆病風? とんでもない。そんな風なんかに吹かれてはいない。しかし、只これだけのりっぱな大潜水艦を、君から拍手をもらうほど、僕にうまく使いこなせるかとそこが心配なんだ。その一方僕は、このクロクロ島を、自分の思うように使ってみたくて、たまらないのだ。臆病風に吹かれているわけじゃない」
と、久慈は、ぴーんと胸をはっていった。
私は、うなずいた。久慈なら、たしかに、このクロクロ島をうまく使いこなせるだろう。
だが、そのとき私は、一つ心配なことを思い出した。
それは外でもない。昨夜あらわれた怪人X大使のことだった。あのような大胆不敵な曲者に、このクロクロ島を再訪問されては困ってしまう。なにかいい方法はないか。