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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 145,722 字 · 286 頁

青空文庫

偉大なる科学者は必ずこの二つを心得ている――というような気焔は揚げませんでした。

こうして二人は社前を辞して大宮原にかかる。ここは三十町の原、この真中に立つと、富士、浅間、甲斐、武蔵、日光、伊香保などの山があざやかに見える。

原の中で米友が草鞋の紐を結び直しました。

十一

こうしてある者は南船し、ある者は北馬して江戸の中心を離れる時、例の三田四国町の薩摩屋敷ばかりは、いよいよ四方の浪人の目標となって、ここへ集まるものが絶えません。

今日も数十人の者が一席に集まって、群議横生のところ。

いよいよ甲府城を乗っ取るの時機が熟したという者がある。

さて、甲府を定めて後は、天険によって四方を攻略すること、武田信玄の如くあらねばならぬというものもある。

それに備えるの要害を利用すること、北条氏康の如くでなければならぬというものもある。

さてまた一方には、相州荻野山中の陣屋を焼討して、そこに蓄えられた武器と、軍用金を奪い取るは、朝飯前だと豪語する者もある。

他の一方には、関東の平野を定めるにはやはり平野から出づるのがよろしい、それには野州の野に越したものはない、栃木の大平山、岩舟山、出流山等は、平野のうちの屈竟の要害だと主張するものもある。