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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 254,021 字 · 495 頁
坂本竜馬に似ているからといって、必ず坂本竜馬ときまったわけのものではない。当世の壮士の風俗には似通ったものが多い。風采にもまたよく似たものがある。またよく似たはずのものが全然別のものであったり、別のものであらしめるように工夫を凝らしたものもある。少しややこしいが――桂小五郎の如きも、桂小五郎に似ざらしめまいとして、大いに苦心していたものである。その代り、六尺駕舁の中に桂小五郎に似たものの風※(「三を貫いて縦棒、第3水準1-14-6)を発見したり、乞食非人の姿のうちに野村三千三を発見したりすることもある。そこで、この壮士が坂本竜馬であるか、才谷梅太郎であるか、そんなことは詮索しないで置いて、便宜のために、これをこの場に限り坂本竜馬の名で呼んで相対せしめることにする。
そこで、坂本竜馬は、四明ヶ岳の絶頂の巌の上の尖端に立って、京洛中を指して、何を言うかと見れば、
「今の京都は近藤勇の天下だよ、イサミの勢力が飛ぶ鳥を落している――会津よりも、長州よりも、薩摩よりも――豎子をして名を成さしめている、は、は、は」
百六十二
坂本竜馬がそう言ったことに対して、南条力が受答えました、