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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 368,567 字 · 720 頁
第一、その時代に於て、いかにこの城地の警備が厳重であったか、ここへ来るまでの難関を、あらまし数えてみると、まず、城内へ入ることを特許されたにしてからが、この天守へ登るまでには、どうしても小天守の間を通らなければならぬ。
御天守の南に並ぶ小天守――それは土台の根敷東西十七間、幅十二間四尺、高さ約四間三尺の上に、二層の天守台が置いてある。これぞ、御天守に登る第一の関門であるから、出入りの禁容易ならず、御用を蒙った出入りの輩といえども、一応その旨を本丸番所に告げて後に入ることになっている。
鍵は御鍵奉行が預かり、内部にはまたそれぞれの分担があって、いちいち奉行立会の上でなければ開閉ができないことになっているはずです。
そこを、どうして、わが道庵先生が通過して来たか?
そこから、いよいよ本物の御天守へ来てからに、まず口御門がある。
ここには長さ七尺、幅三尺五寸の扉が二枚あって、右の方の扉には長さ二尺四寸、幅一尺八寸の潜り戸がついている。門の表はすべて鉄で張ってある。この扉を開くには、まず潜り戸の輪、懸金の錠を外して中に入って閂を除いて、それから扉を左右に開くようになっている。