輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,946 字 · 520 頁
そうして着席いたしますとな、まずここへスップというやつが現われます、食事でございますよ、本邦で申しますとお吸物なんでげすな、そのお吸物が現われました時、このお玉杓子の大ぶりなやつで、こういうふうに召上ります、お玉杓子の大ぶりなのを、こちらからこう向うの方へすくうようにして、音をたてずに戴きますんでな」
金公が小さな声で洋食の食べ方を伝授している時、一方の扉があいて、ドヤドヤと異種異様な人間がこの室へ入り込んで来ました。本来、他人の食事をしている部屋へ、挨拶なしにどやどやと入り込むということが礼に欠けていると思うのに、ドヤドヤと入り込んだ奴は先客の神尾主従に一言のあいさつも無く、それぞれ椅子へ腰かけて、いい気ですまし込んでいる。
そこで神尾は、この食堂が自分一人をもてなすための食堂でなく、また自分一人で買い切ったものでないということをよく知りました。
そうなってみると、またそういう心持ともなり、同時にまた、ここへ入り込んだ者共の何者であるか、こういうところへわざわざ食事に来る奴の面を見てやりたいという気にもなって、改めて列座の者共を睥睨する意気組みで、次から次への面調べにかかると、全くこのいずれも、日本流の茶屋小屋では見られない風采と面ぶれとです。