輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
たいへいようまじょう
太平洋魔城
海野 十三
線上閱讀海野 十三《太平洋魔城(たいへいようまじょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 93,147 字 · 187 頁
地上地下、生物は、猫の子一匹ものこるまい。考えただけでも胸がおどるじゃないか。いや、君を前において恐竜型潜水艦の自慢をするのは、あべこべじゃったねえ。ふふふふ」
なんというおそろしいケレンコの自信であろうか。
そのとき運転士が、声をかけた。
「もしもし、海底要塞の正面へ来ました。どこへつけますか」
「うむ、恐竜格納庫第六十号へつけろ」
ケレンコはいった。太刀川時夫の目が、潜水兜の中で、きらりと光った。
格納庫ひらく
恐竜型潜水艦の格納庫!
いま太刀川時夫は、司令官ケレンコとともに、その前に立ったのである。
だいたんな太刀川も、はげしい興奮に、胸が高なっている。
見よ!
彼の目のまえに、あぶくだつ青黒い海水をとおして、とほうもなく大きな怪物が、歯をむきだして、こちらをにらんでいる。それが、じつは格納庫の扉であった。
(この扉のむこうに、共産党海軍の大じまんの対日攻撃武器がしまってあるのだ!)
ケレンコ司令官は、そのとき腰にさげていた水中笛を、例の例の妙な機械の手でおした。水中笛はぶうぶうと大きな音をたてた。
すると、格納庫のうえから、やはり潜水服に身をかためた潜水兵が四、五十人、まるで廂からおちる雨だれのように降ってきた。