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たいへいようまじょう

太平洋魔城

海野 十三

線上閱讀海野 十三《太平洋魔城(たいへいようまじょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 93,147 字 · 187 頁

青空文庫

白人が白人にばけることは、やさしい。

太刀川は、その間に、司令官室へもぐりこんだのであった。

だが、二人は、この時、別働隊の三浦と酋長ロロがとりかかったはずの仕事の進行を、しきりと気にしていたのである。

太刀川は、カンナ島へかえっていった三浦と酋長ロロとに、どんな秘策を、さずけたのであろうか。

壊滅一歩前

幕僚会議は、いよいよ熱心につづけられた。

日本を攻略するについて、あらゆる場合が考えられ、その用意がなされていった。

太刀川は、そのたびに、はやる心をじっとこらえた。

「七時半だ。もういいころだが」

太刀川は、カーテンのかげから、そっとぬけでた。

「太刀川さん、いよいよあの時刻が来ましたよ」

ダン艇長はいった。

それから二人は、石福海が張番をしている監禁室へかけだしていった。

太刀川は、つまれたあき樽の中に、首をさしいれて耳をすました。

カーン、カーン。カーン、カーン。

鉄管をたたくような音がきこえた。

ダン艇長の耳にも、はっきりときこえた。

「いよいよ、カンナ島の用意が出来たんだ」

「じゃ。こっちからも、信号を」

と太刀川はダン艇長に目くばせした。