輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
線上閱讀坂口 安吾《安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 27,650 字 · 54 頁
ところがヒダのマンナカにはヒダとミノの国境に接するあたりに重大きわまる両面神話があるのです。実際、まったくマンナカなのですよ。神話自身がマンナカだと云っているのですから。
つまり、豊葦原の中ツ国という天孫降臨にからまる両面神話があったではありませんか。日本の中ツ国で大国主の住むところだと云うから大和かと思うと、さにあらず、ミノ藍見川のほとりだ。そこはヒダがミノに接するほぼマンナカでもあって、その近所には三和もある。八阪ヒメの生れたところらしい八阪もある。昔のミノのマンナカらしいミノの町もあるし、大和もあるし、伊瀬もあるし、富波もある。この場合の不破の関は武儀郡と境を接する富波であったに相違ありません。この富波からヒダへ向えば、天ノワカ彦の喪山をはじめ山また山がつづくことになるのです。人麻呂が不破山をよんだ歌の順路はピッタリします。
天のワカ彦が天照大神の返し矢で胸を射ぬかれて死んだのは藍見川の左側ですが、両面スクナのヒダ伝説によると、彼がミノへ出陣して矢で負傷して敗退した地点はブギ郡の下保で、実に藍見川をはさんでちょうど右と左なのです。
しかし高市皇子が天武軍の先陣をうけもっていたらしいワサミは、今のヒダ金山のあたり、この郡は当時はミノの国に含まれていたようで、この金山近辺をワサミ郷と昔は云っていたらしい