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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

線上閱讀海野 十三《少年探偵長(しょうねんたんていちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 110,286 字 · 221 頁

青空文庫

きっと首領がみんなを呼び集め、姿を消した自分の行方を探しているのにちがいない。

「きゅうくつだろうが、手をうしろへまわしてもらいましょう」猫女はおそろしく力強かった。机博士の手をかんたんにうしろへねじり、がちゃりと手錠をはめてしまった。

「君は、私をどうしようというんだ」

猫女は、首領から黄金メダルの半ぺらを奪ったことがある。すると、猫女は首領の敵だ。自分も今は首領の敵になっている。それならば、猫女は自分と手をにぎって、味方同志になってもいいのだと思う。「猫女よ、なぜ私をいじめるんだ」といいたい、机博士だった。

「お前さんからもらいたいものがあるのさ。すなおに渡してくれないことは分っているから、こっちでお前さんの身体検査を行うわよ」

「なにッ。なにがほしいんだ」

机博士が不安なひびきのある声でたずねたのに対し、猫女はこたえなかった。そしてくらがりの中で、博士の身体をしらべていた。室内には、電灯はついていないし、猫女は懐中電灯さえ使わない。全くのくらがりの中で猫女は、どしどし自分の仕事をすすめていく。猫女は、猫のように、くらがりの中でも目がきくらしい。それに気がついて、机博士の不安はつのった。