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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

さっそく用意をいたします」

姿が見えないハイロは、そういってさがっていった。

「いまだ、テッド君。時間はいくらもない。ハイロがコーヒーなどを持ってくるまでの五分間ほどが、ほくたちが自由に話ができる時間なのだ。重要なことがらだけを話しあいたいのだ」

サミユル博士は、テッド隊長の腕をつかんで、はや口にいった。老博士の額には脂汗がねっとりとうかんでいた。これにはテッド隊長も緊張のてっぺんへほうりあげられた形だ。

「わかりました。サミユル先生。あなたがたもやはり捕虜生活をつづけていらっしゃるんですか」

「そのとおり」

「この怪星ガンの正体は、いったいどんなになっているものですかな」

「それは残念ながら、まだ知りつくすことができない。しかしわしたちのさっするところでは、人工の星ではないかと思う」

「人工の星とは?」

「天然の星ではなく、人力というか何というか、とにかく現にこの怪星に住んでいる智能のすぐれた生物が、――あえて生物という、人間だとはいわないよ――その生物がこしらえたものじゃないかと思う」

「だって、この大きな星を人工でこしらえあげるなんて、できることでしょうか」