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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

老博士は、とってつけたようにいった。

「コーヒーをどうぞ」

ハイロの声が、近くに聞こえた。おだやかな声だった。コーヒーは一同にくばられた。

そのときだった。銀の盆が大きく床に鳴った。ハイロのおどろいた声。

「あッ、怪物。あんなところに怪物が! たいへんだ」

ハイロは足音もあらく奥へとびこんだ。警鈴らしいものが鳴りだした。はて何事が起こったのであろうか。

怪獣南京ねずみ

どんな大事件が起こったのであろうか。このときばかりは、テッド隊長も青くなったし、帆村荘六さえ、まっさおになってしまった。

(しまった。さっきサミユル博士との秘密の会話が、怪星ガンの支配者に聞かれてしまったのかな。やっぱり目に見えない密偵がわれわれをいつも番していたんだな。秘密の話なんかして、よくなかった)

ポオ助教授は、きょとんとしている。ケネデー軍曹は、服の中にしのばせたピストルへ手をのばした。三根夫少年は、どうしていたか。

かれは椅子からさっとすべりおりると、ハイロがわめきさけんでいる奥へかけこんだ。

すると、こんどは、またいっそうハイロのさけび声がはげしくなった。そして家具ががたんとたおれ、食器ががらがらとこわれるたいへんな物音がした。