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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

「さあ、それはしばらくようすを見まもっているしかないね」

このときはやくも伯父は、いつもの慎重な探偵の態度にもどってしまった。

そのときであった。けたたましい呼出し音響とともに外から電話がかかってきた。

「お、きたようだ」

帆村は、かれにしか意味のわからないことをつぶやいて、電話機のほうへ足早にいった。

かれがスイッチを入れたのは、国際電話の器械のほうだった。やはりテレビジョンがついていて、電話をかけてくる相手の顔が映写幕にうつる方式の電話機だった。

映写幕のなかに、血色のいいアメリカ人の顔がうつった。顔の背景に、宇宙図が見えていた。

「やあ、ミスター・ホムラ。ぼくはきみを引っ張りだす役目を仰せつかったのだ。うちの社できみを雇って、出張してもらおうというんだがね、行先は宇宙のまっ只中だ。聞いたろう、さっきの臨時ニュース放送を……」

ぶっきら棒に、さっそく用件を切りだしたそのアメリカ人は、ニューヨーク・ガゼット新聞の社会部記者として名の高いカークハム氏だった。そして彼カークハム氏は、これまで二、三の事件を通じて帆村荘六と知合いなのであった。

「だしぬけにぼくを引っ張りだして、どういう仕事をやれというのかね、カークハム君」