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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

「あッ、ふしぎだ。空から星が消えていく。隊長、あれをごらんなさい」

叫んだのは帆村荘六だった。

操縦席のまえの硝子窓をとおして、無数の星がきらきら輝いているひろい大宇宙が見えていたが、その星が、左のほうからだんだん消えていくのであった。まるで大きなひさしが天空を横にうごき、星の光りをかくしていくようであった。

すわ、大異変!

暗黒化

「おお、なるほど。星の光りがだんだん消えていく」

テッド博士もおどろいた。いったい星の光りをさえぎっているものはなにか。

「なにかしらんが、大きなひろいものが星と本艇の間にあって、星の光りをさえぎっていくのですね」

帆村の声が、いつになくうわずっている。かれはなかなかおどろかない男だが、きょうばかりは大おどろきの中にほうりこまれているらしい。

「そうだ。通信当直。レーダーで調べてみるんだ。あのおそろしいじゃまものはいったい何だかわかるかね。あれは本艇から、どのくらいの距離にあるのか、すぐ調べてくれ」

テッド博士は叫んだ。

「だめなんです、隊長」

「だめとは何が?」

「今、ご報告しようと思っていたところですが、いますこしまえから、とつぜん僚艇との連絡通信が不可能になりました」