輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

線上閱讀牧野 富太郎《植物記(しょくぶつき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 165,848 字 · 327 頁

青空文庫

決して自惚や自慢で言うのではないが私はこれは実行容易、断行有利な熱海繁栄策の一名案ダと確信するがどんナもんでしょうかナ。この案は専売ではありませんから誰れでもゴ遠慮なくゴ実行されてしかるべう存じます。

熱海がやらねば伊東がやる。ヤア何処やらがやるとなるとこの名案は早くも熱海の専有でもなくなる、という様な恐れがないでもないナ。

何の縁もユカリも無いのに余りに熱海に同情し桜の事で力んで見たので、外の方がオ留守になりかけて来た。そこで方面転換が必要になった。

今頃東京の郊外へ出て見ると無論そこここに常磐木の林もあるがまた水流の附近などには蕭条たる枯林が連続している。サテこの枯林は何んであろうかと近寄って見るとそれは昔ハリノキといったハンノキだ。見上げて看ると何んだか枝の先きにブラブラしたものが沢山に着いて下がっている。少時ジット眺めている内に、前に書いた寒い風が時々木の間を通して吹て来る。その刹那ダ。小枝が動き枝端に下っているものもユラグと何んだか烟の様なものがパッパと出る。オカシイ、何んだろうと注意して見るとそれはその枝から下っている花の穂から出て来る黄色い花粉なんだ。