輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しょうじくんのとけい
正二くんの時計
小川 未明
線上閱讀小川 未明《正二くんの時計(しょうじくんのとけい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 2,814 字 · 6 頁
」
お父さんは、だまっていられました。
正二くんは、お父さんのへやへ入って、方々のひきだしを開けて、大きな銀時計をさがしました。
やっとそれを見つけると、お父さんの前に持ってきて、
「もらっていいでしょう。」といいました。
「それをやる代わりに、もうほかのを買ってやらないぞ。」
「ああ、いいです。」
正二くんは、時計のひもをバンドに結んで、外へ出かけました。友だちに見せるつもりです。
「正ちゃんのは、すばらしく大きいんだね。」と、秀ちゃんが、いいました。
「これは、下げるんだね、昔の時計だろう。」と、賢吉くんが、いいました。
「正ちゃんの時計の音は、ここまできこえる。」と、秀ちゃんが、すこし離れたところに立っていて、いいました。
正二は、こんな時計を学校へ持っていったら、きっと小谷や、森に笑われるだろうと思ったので、お母さんに、預かってもらうことにしました。
「しかたがないから、四月まで待とうか、それともお姉さんがきたら頼んでみようか。」と、正二くんは、いろいろ考えたのでした。
正二の姉さんは、お嫁にいっていました。けれど、末の弟の正二くんをかわいがっていたのです。