輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しょうじくんのとけい
正二くんの時計
小川 未明
線上閱讀小川 未明《正二くんの時計(しょうじくんのとけい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 2,814 字 · 6 頁
正二くんは、学校で撃剣をして、家へ帰りました。見ると、時計が、止まっていました。
「おかしいな。お母さん、僕の時計が止まっています。撃剣をすると止まるもんですか。」
「そんなことはありません。ねじがゆるんだのでしょう。」
「あ、そうか。」
正二くんは、ねじをかけて、外へ遊びに出ました。そして、友だちとボールを投げていたのです。ふと、時計を見ると、また針が止まっていました。
「だめだ、こんな時計は、見かけだけで……。」と、正二くんは、なにかしらん腹立たしくなりました。家へ帰って、お母さんに告げると、
「買ったばかりですから、店へ持っていってなおさせてあげます。」と、おっしゃいました。
正二くんは、見たところ精巧そうな時計が、ちっとも精巧でないので、がっかりしてしまいました。
学校へいって、このことを友だちに話すと、
「僕の時計も、すこし運動すると止まるんだよ。」と、小谷が、いいました。
夕ご飯のときに、その話が出ると、兄さんは、笑って、
「役にも立たぬものを、体裁だけでごまかすなんて、ほんとうにわるいことだな。」と、いわれたのでした。
「なんのための時計だか、わかりませんね。