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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
線上閱讀高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 頁
あり。此点も亦た釈義に際しては、注意するを要す。若し又固有名詞其ものの意義を尋ぬる必要ある場合に於ては、同様の釈義の範囲内に属すること勿論なり。
未だ曾て文書に載せられしことなく、単に民間の口碑によりてのみ、保存せられたる神話説話の如き、その釈義が、主として言語的たる可きは、云うまでも無く、未だ文字の発明なき、未開民族の口誦伝承に於ても亦た、その釈義は全く言語学の力に依頼せられざる可からず。比較神話学者が、文化民族の神話と、文字を有せざる未開民族のそれとを、比較するに際して、言語学の力を藉らざる可からざるは、主として此理による。神話学の補助学科として言語学の必要は、此点に於て特に著しく大なるを見る可し。
神話学の史的源泉たる成文神話は、其の伝承の方法に関して、之を三種に区別す可し。口誦伝承その一なり、板本其二なり、写本その三なり。故に源泉の批評は、此三者の性質と、其起源との審査を以て始まる。板本と写本とは、通常、作者の名称、出版の年月、記録者の名称等を記し、或はまた、文書の来歴変遷等に関して、詳細の事を伝うるものあり。然れども、此等の記事、必しも常に悉くは信ず可からず。