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げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代唯物論講話(げんだいゆいぶつろんこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 251,295 字 · 490 頁
どのような方法で生物が研究されるかは別として、どのような場合に於ても、生物学の研究はまず生物という個体に就いての記述であることを止めるわけには行かない筈であるから。茲に生物学がまず第一に形態学となって現われなければならない理由が横たわる。
* 今の場合は古典的な例を取って来る方が適当である。――アリストテレスに於ては存在一般――しかし特に存在一般を代表するような優越なる存在――として、自然的存在一般が挙げられる。これを取り扱うものがその Physica である。真の存在は併しその Metaphysica に於て取り扱われる。そして生きた存在を取り扱うものが De Anima なのである。
諸生物の個体が様々である限り、その形態は無論様々である。併しこの様々の諸形態の間には一定の関係が見出されなければならない。そうしなければ諸形態は全くの無秩序に置かれるだろうから。諸形態は組織的に統一されることが、或いはより適切に云うならば、諸形態が組織的な統一を持っているという事実を知ることが、科学的な要求から云って必要だろう。茲に分類学の出発点――但し出発点に過ぎない――があるのである。