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すなあそびばからのどうし

砂遊場からの同志

宮本 百合子

線上閱讀宮本 百合子《砂遊場からの同志(すなあそびばからのどうし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 7,296 字 · 15 頁

青空文庫

教室の掃除もする。男の子だから食事に関する仕事はしないなどということは絶対にない。

夏、共産少年少女の野営地を訪問すると、赤い旗が翻る愉快な日かげで、男の子女の子とりまぜの炊事当番が、ジャガ薯の皮むきをやっている光景によくぶつかる。

学年が進むと、級の日常生活は男女生徒の衛生委員、経済委員、学務委員、社会活動委員の活動によって実質的に進められてゆくようになるのだ。

だが、ここに微妙な現象が、学級の進むにつれて(ソヴェト同盟では小学校が初等学校四年制、あと七年制、九年制とある。)起って来る。

級の小さい頃は漠然と仲よしで一組になっていた男の子と女の子とが七年生(十三、四歳)ぐらいになると、一種の発展的分化をおこす。

小学校の退けどき、賑やかな一団にまぎれ込んで歩いて見ると、小さい級の子供は男の子も女の子もゴチャゴチャだ。冬、むっくり着ぶくれて、頬っぺたまで包む帽子をかぶっているところは女の子も男の子も見境いがつかない。チーチーパッパでやって行くが、上級の子は、女の子は大抵の女の子とつれ立ち、男の子は男の子とつれ立っている。ペーヴメントから溢れるほど大勢で威勢よくのして来る一群には、数人の男の子、女の子入れまじりだ。