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かがくろん

科学論

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《科学論(かがくろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 142,817 字 · 278 頁

青空文庫

たものは、ドイツの哲学教授達であった。ヘーゲルの哲学体系の美事な完結と又その同じく美事な崩壊とは、哲学そのものの完成とその完全な没落とを意味するかのように受け取られた。この状態から「学としての哲学」を救い出すためには、かの消極的でマイナスなものと貶されたカントの批判主義を、そのまま肯定的なものに逆転すればよい、と考えついた。で批判こそは今や哲学の独立な積極的機能とならねばならぬ。――科学は実在を、之に反して哲学はもはや実在ではなくて価値とか通用性とかいう、二次的な或いは寧ろ高次の、関係か事態を、対象とすると主張する(H・リッケルト、E・ラスク等の範疇論*)。或いはもう少し科学の内容に食い入って、科学の方法・根本概念・前提(予想)を、批判し基礎づけ意味づけることが、哲学の仕事となる(マールブルク学派の範疇論)。

* この観点は、形而上学を科学から救い出そうとした医者であり哲学者であるH・ロッツェから発する(H. Lotze, Logik)。――なおE・フッセルルの「厳密学としての哲学」の観念は、コントの実証主義の先験化されたものである。

科学と哲学とのこの種類の関係を想定するものは併しながら、決してドイツの新カント学派ばかりでない。