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そうせつ せいようおんがくしのじだい
総説 西洋音楽史の時代
乙骨 三郎
線上閱讀乙骨 三郎《総説 西洋音楽史の時代(そうせつ せいようおんがくしのじだい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 2,549 字 · 6 頁
すべての近代音楽の基礎が築かれた時期である。これを通奏低音期と呼んだのは通奏低音(一名数字附低音)と云う略譜を見て即席に和音的伴奏をつける事が行われた時代だからで、この命名はリーマンに従ったものである。
(ロ)古典期――後世の模範と仰がれる音楽の作られた時期である。十八世紀の中頃から十九世紀の最初の四半期(即ちベートーヴェンが仕事を終った頃)まで約七五年間を含む。但しこう言ったからとて、それより以後に古典的な作家や作品が全く出なかったというのではない。ベートーヴェンの死後にも、例えばブラームスのような古典的傾向の大家が現われて、古典音楽の美点を発揮したことは人のよく知る所である。それ故一八二五年までを古典期と呼んだのは、大体その頃までを古典派の盛んな時として認めるというだけの意味である。この事は他の時期に就いても同様である。
(ハ)ロマンティック期――一八一〇年頃から一八八〇年頃まで約七〇年間を含む。古典派の後を承けて音楽の内容が一層深められた時期で、詩的想像や詩的情緒の表現を主眼とする音楽が創作され、音楽と文学との一致が十分に実現された時である。