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びじゅつがっこうじだい
美術学校時代
高村 光太郎
線上閱讀高村 光太郎《美術学校時代(びじゅつがっこうじだい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 7,454 字 · 15 頁
これまで動揺していたものが奈良に行って初めて大分納った。
僕が学校を出たのはまだ二十歳の時なので研究科に入って徴兵猶予となり、再び学校へ通い出したのである。当時白井雨山先生がフランスから帰った。雑誌ステュジオの中にロダンという名前があらわれており、僕はその写真をみていいようのない驚きを感じた。又丸善でモオクレエルの「ロダン伝」を見つけ、その本を実に精読したものだった。これをロジンだと言いロデンが本当だと言い或は気狂いだなどとも先生がいった。僕はまたどうしても文学的なものから抜け切れず、浅草の玉乗りの少女の情景を作ったりしていた。こうしてこの研究科を二年ばかりやったのであるが、考えて西洋画科へ再入学した。此の時には岡本一平、藤田嗣治、近藤浩一路、田中良などの連中と一緒であった。田中君とは藤島塾で木炭画の稽古を長い間やったことがある。
そうこうするうちに岩村透先生からフランスへ勉強に行ったらどうだ、と進められたが僕にはそんな金がない。その頃アメリカあたりに博覧会があって、向うには懇意な人々がいるから紹介状を二三本持って行けば何処かで使って呉れるだろうというような話であったが、とてもまだ僕自身にはそんな勇気はなかった。