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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 189,935 字 · 379 頁
ようだと私も安心をします、私は坊主の身の上で、婦人と一緒に歩くのは誠に困る、衆人にも見られて、忌な事でも云われると困る、けれども是も仕方がないから、ま行きなさるが宜い、私は本庄宿の海禅寺へ寄って一寸玄道という者に会って、それから又美濃まで是非行きますから御一緒にまいろう、それには木曾路の方が銭が要らん」
と御出家は奢らんから、寒くなってから木曾路を引返し本庄宿へまいりまして、婦人ではあるけれどもこれ/\の理由だ、と役僧にお竹の身の上話をして、其の寺に一泊いたし、段々日数を経てまいりましたが、元より貯え金は所持している事で、漸く碓氷を越して軽井沢と申す宿へまいり、中島屋という宿屋へ宿を取りましたは、十一月の五日でござります。
三十七
木曾街道でも追分沓掛軽井沢などは最も寒い所で、誰やらの狂歌に、着て見れば綿がうすい(碓氷)か軽井沢ゆきたけ(雪竹)あって裾の寒さよ、丁度碓氷の山の麓で、片方は浅間山の裾になって、ピイーという雪風で、暑中にまいりましても砂を飛し、随分半纒でも着たいような日のある処で、恐ろしい寒い処へ泊りました。