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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 189,935 字 · 379 頁
秋「私じゃ、一寸上れ、ま此方へ入っても宜い、思い掛ない処で会ったな」
源「何方でげす」
と屏風を開けて入り、其の人を見ると、秋月喜一郎という重役ゆえ、源兵衞は肝を潰し、胸にぎっくりと応えたが、素知らぬ体にて。
源「誠に思い掛ない処で、御機嫌宜しゅう」
秋「少し手前に尋ねたい事があって、急ぐか知らんが、同道しても宜しい、暫く待ってくれ、少し問う事がある、源兵衞其の方は何ういう縁か、飴屋風情でお屋敷の出入町人となっている故、殿様の有難い辱ないという事を思うなら、又此の方が貴様を引廻しても遣わすが、真以て上を有難いと心得てお出入をするか、それから先へ聞いて、後は緩くり話そう」
源「へえ誠にどうも細い商いでございますが、御用向を仰付けられて誠に有難いことだ、冥加至極と存じまして、へえ結構な菓子屋や其の他のお出入もある中にて、飴屋風情がお出入とは実に冥加至極と存じて居ります、殿様が有難くないなどゝ誰が其様なことを申しました」
秋「いや然うじゃアない、真に有難いと心得て居るだろう」
源「それは仰しゃるまでもございません、此の後ともお引廻しを願いとう存じます」