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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 189,935 字 · 379 頁
勘「えゝ誠にどうも夜になりますと寒うございますんで、それゆえ頭巾を被りましたんで」
目「なに寒い……当月は八月である、未だ残暑も失せず、夜陰といえども蒸れて熱い事があるのに、手前は頭巾を被りたるは余程寒がりと見ゆるな」
勘「へえ、どうも夜は寒うございますので」
目「寒くば寒いにもせよ、一体何ういう心得で其の方が御寝所近くへ這入った、仔細があろう、如何様に陳じても遁れん処であるぞ、兎や角陳ずると厳しい処の責めに遇わんければならんぞ、よく考えて、迚も免れん道と心得て有体に申せ」
勘「有体たって、私は何も別に他から頼まれた訳はございませんで、へえ」
目「中々此奴しぶとい奴だ、此の者を打ちませえ」
四「いや暫く……四郎治申し上げます、暫くどうぞ、彼は陪臣でござって、お内庭へ這入りました段は重々相済まん事なれども、五郎治から私が言付けられますれば、即ち私が、兄五郎治の代を勤むべき処、御用あって御家老からお呼出しに相成りましたから、止むを得ず家来勘八に申付けましたので、取も直さず勘八は兄五郎治の代でござる、何も強いて之を陪臣と仰せられては誠に夜廻りをいたし、上を守ります